
皆さんは美しいゴシック建築物だとか神社などの建築物や、綺麗な花びらだとかお魚、美しい形をした富士山、
様々な美しいデザインを見たことがあると思います。
それではこのような美しい形というものは、どのようにしてつくられるのでしょうか。
ちょっと皆さん考えて見ましょう。
実は、美しい形の多くは、「シンメトリー(対称性)」という性質を持っているものがほとんどなのです。
シンメトリーには色々あるのですが、ここでは
例えばシンメトリーの例の一つとして、左右対称性といったものを取り上げます。
数学、デザインの世界ではこのシンメトリーを「鏡映対称性」と呼んでいます。
先にあげた富士山、美しいゴシック建築、神社などは「鏡映対称(左右対称)」にできています。
だから私たちはこれらを美しいと感じるのです。もしも左右がぜんぜん違ったら、私たちはあまり美しい
とは感じなかったのではないでしょうか?
「鏡映対称性」に注目すると、身の回りのデザイン、美しい形にいろんなところに「鏡映対称性」
が利用されていることがわかります。
さて、このシンメトリーに着目して、沢山の芸術作品を創った芸術家として、エッシャーがいます。
彼の絵をはじめてみると、それまで見たことのなかったエッシャー独特の画風に、多くの人は驚くと思います。
僕も驚きました。彼は「鏡映対称性」だけでなく、沢山の種類のシンメトリーを使って、作品をつくりました。
エッシャーの親族に、結晶学者がいました。結晶も実は色々なシンメトリー(例えば並進対称性)を持っています。
さて、対称性を用いると、実に色々なデザインができるのですが、今回は基本的な対称性を2つほどあげておきます。
ひとつは回転対称性です。
雪の結晶は非常に美しい形をしていますが、それは1/6回転すると元に戻る回転対称性があるからです。
家紋も徳川葵とか回転対称性を取り入れています。
自然の世界では美しい花びらなどが、回転対称性の例でしょう。
他にはどんなものがあるでしょう。
もうひとつ、重要な対称性は並進対称性です。
これは、ある模様(ユニット)を一定だけずらすと、元に戻る模様のことです。
同じ模様がずっと続くわけです。
結晶とか、色々な模様とかが並進対称を持っています。
以上、シンメトリーの基本の話をしてきました。
シンメトリーというと、芸術というよりは数学、物理の話と思う人もいるかもしれませんが、
実は芸術の世界でもかなり使われているのです。
そればかりか、シンメトリーが活用されていないデザインの方が少数派ではないでしょうか?
というわけで、色々なシンメトリーがわかると、美しいデザインがつくれます。
シンメトリーについて色々調べてみましょう。
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